本日、23日ぶりにCities Boxを更新しました。といっても開発版ですが。
本日公開したVer 1.0.2.2(r104)では、
・調節間隔、描写間隔の設定に対応
・Windows版・macOS版のソースを一本化
といった内容が変更されています。
調節間隔とは何なのかというと、「道路の向きや住民のデータなどの数値の変更を行う間隔」のことです。
この作業は一回のターンにつき1列ずつ行っていますので、あまり間隔が短いと動作が重くなってしまいます。
そのため、デフォルト状態では2回のループで一回、数値の変更を行っています。
1にすると間隔が短くなり、3以上にすると間隔が長くなります。
どんなところに影響するかというと、一番目立つのは道路の向きです。
道路を引いた直後は、よほど高スペックなPC出ない限り、しばらくの間青い線が表示されると思います。
それは、「まだ道路の向きが決定されていない」ことを示しており、
マップ左上から順に処理が施され、向きが決定すると正常な道路が表示されます。
この「青い線が表示される」時間を短くしたければ1に、
CPU使用率などのパフォーマンスを重視したければ3以上にすればいいでしょう。
特に今のままで気にならなければ2のままでいいです。
描写間隔は、要は描写を行うループのwait時間です。
この値が大きいほどwait時間が長くなり、動作が遅くなる代わりにパフォーマンスが向上します。
デフォルト状態では16ですが、
調節間隔同様に、もっと早く動かしたければ数値を低くして、パフォーマンスを重視したければ数値を上げればいいです。
動作の早さはPCによってまちまちなので、ちょうどいい数値を探してみてください。
「Windows版・macOS版のソースを一本化」とは、
今まで別々になっていたWindows版、macOS版のソースコードを統一し、
アップデート作業を簡略化したということです。
もともと大した違いはなかったのですが、ところどころソースコードに微妙な違いがあり、
今まではmacOS版を更新する作業は少し不便でした。
改造が楽という利点があるほか、macOS版でも開発版のアップデートに対応できるという利点があります。
以前も書いたとおり、macOS版はWineskinを利用しており、
パッケージ内容を置き換えるだけでアップデートが完了します。
現在のところでは、OSはユーザーが設定で選択するといった感じになっています。
デフォルトではWindowsですが、macOS版はWine環境ですので、
基本的にどちらのOSでもお互いのOS版が利用できます。
Windows版でmacOS版を、macOSでWindows版を利用することもできるわけです。
あくまでもmacOS版は、mac向けに最適化しただけのバージョンで、中身は大体Windows版と同じですからね。
これではmacOS版の存在意義があまりありませんので、
次のアップデートあたりで、OSの自動検出を行おうと思います。
ですが、ここで問題発生。WineはMac / Linux上でWindowsと
ほぼ同じ環境での動作を実現するためのソフトウェアですので、
Macで動作させても、「動作OSはWindows NTである」、と嘘を吐きやがるわけですね。
これではWindowsで動作しているのか、Macで動作しているのか判別できません。
色々迷った末、検索したら、どうやらデスクトップのパスを検出することで
Windowsで動作させているか、Wine上で動作させているかを判別できるようです。
この仕組みを利用していきたいと思っています。
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