Walls 5.xとWalls 6.xとのつなぎ役であるWalls Ziboですが、
思ったより進みがいいので今月下旬~来月中旬頃には配信できそうです。
新しいエクスプローラーの実装はほぼ完了し、Luxorと同じ仕組みで動くようになりました。
具体的にどんなところが変わったのかというと、
今まではエクスプローラー上にボタンをソースコードで直接設置していたのでディレクトリもクソもなかったのですが、
新しいエクスプローラーでは仮想のディレクトリ情報をひとつのファイルに記録し、
エクスプローラーを開いたときにその仮想ディレクトリ情報ファイルを読み込み、
その情報ファイルに書かれているファイルやフォルダをエクスプローラーの左上から順に設置していくという方式です。
その仮想ディレクトリ情報ファイルの中身はこんな感じです。
1行ごとに各フォルダのフォルダ名、そのフォルダの中にあるファイルを記録しています。
仮想ディレクトリ, フォルダ名, フォルダアイコンのバッファ番号, {§ファイル名§そのファイルの種類・開いたときの動作 [対象となるディレクトリ或いはファイル]§そのファイルのアイコンのバッファ番号}…
という文法になっています。
D:/, D:/, 150, {§Pictures§open_folder [D:/Pictures]§209}{§BGMs§open_folder [D:/BGMs]§209};
D:/Pictures, D:/Pictures, 151, {§desktop1.JPG§open_img [desktop\desktop1.JPG]§222}{§desktop2.JPG§open_img [desktop\desktop2.JPG]§222}(以下略)
D:/BGMs, D:/BGMs, 151, {§Behind_Closed_\nDoors.mp3§open_audio [storage\D\BGMs\Behind_Closed_Doors.mp3]§223}(以下略)
例えば「D:/」という仮想ディレクトリの中には「Pictures」という仮想フォルダと
「BGMs」という仮想フォルダがあり、その下にPicturesフォルダ、
BGMsフォルダの内容が文法に従って書かれています。
更にPicturesフォルダにはdesktop1.JPG, desktop2.JPGなどの画像があります。
「open_folder」というのは「フォルダを開け」、
「open_img」は「画像を開け」という命令(そのファイルの種類・開いたときの動作)です。
[ ] 内で対象の仮想ディレクトリやファイルを指定しています。
「open_folder」の場合はWalls上の仮想ディレクトリで、
「open_img」や「open_audio」ではWindows上のWallsフォルダ(Walls本体があるフォルダ)内の実際のディレクトリを指定します。
・・・ちょっと見づらいですが、そこは今後改善していくということで。
Walls Ziboではエクスプローラー上でファイルを操作することは出来ませんが、
ディレクトリ情報ファイルをいじればファイルを操作することが出来ます。
あとはコントロールパネルの動作をエクスプローラーと同じようにして、
エクスプローラーでも戻る・進むボタンがエクスプローラーと同じように使えるようにしたいと思っています。
それさえ終われば完成です。今のところは。
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